『覚醒の鼓動が鳴り響く』 アニメ 戦姫絶唱シンフォギア 1(初回限定版)[KIXA-90182][Blu-ray/ブルーレイ] りゅうせい-OREX-さんのレビュー・評価

[りゅうせい-OREX-]

2020年10月1日 00:11 [1373183-1]

満足度	5

笑える	4
泣ける	5
ほのぼの	4
迫力	5
怖さ	4
感動	5
やみつき	5

覚醒の鼓動が鳴り響く

　舞台は、近未来の日本・東京。有史以来、世界の各地にてたびたび観測されてきたソレはヒトだけを襲い、接触することでヒトを炭素の塊へと変えて分解してしまう。認定特異災害『ノイズ』と呼ばれるその存在には、通常の物理攻撃は微々たる効果しか発揮できなかった。そんな『ノイズ』に唯一対抗できるのが『シンフォギアシステム』。古代の遺産・聖遺物を触媒として歌によって起動する異端技術の結晶である。このシンフォギアシステムを身に纏ってノイズと戦い、ヒトの暮らしを守る防人たちが年端もいかぬ少女たちであることを多くの人はまだ知らない。第1巻には第1話と第2話を収録。
　立花響は、この春から親友の小日向未来と共に私立リディアン音楽院に通うこととなった。それまで音楽とは無縁の生活をしていた響だったが、2年前、認定特異災害『ノイズ』に襲われたライブ会場で、アーティストデュオであるツヴァイウィングの戦う姿を目の当たりにし、それが現実の光景だったのか、真偽を確かめたいという思いが理由のひとつであった。平穏な新生活を送っていた響であったが、またしてもノイズの脅威に晒された時、その胸に抑えきれない破壊衝動とかつて聴いたあの人の歌が湧き上がるのだった。
　あの歌を口ずさみ胸に生じた衝動が収まると、響は自身に起きた変異に驚愕する。漲る力と身体にプロテクターが装着されていたのだ。その疑問は晴れなくても、目の前の少女を救うべく、この場からの逃走を試みる。しかし、慣れない力に振り回されてしまっていた響を救ったのは風鳴翼であった。窮地を凌いだ響は、翼と共に特異災害対策機動部2課へと赴き、自分に目覚めた力が2年前に殉職した天羽奏より受け継いだものだと知らされる。この力で誰かを助けられるのならと、戦場に立つ決意をする響。だが翼は、そんな響の屈託のない笑顔が受け入れられないでいた。
　特典には、特製ブックレットや予告版OP、第1話プレミア上映会トークショーダイジェスト、第1話ライブシーンPV、特典CDには劇中歌キャラクターソング「君ト云ウ 音奏デ 尽キルマデ」天羽 奏（CV：高山みなみ）を収録しています。