超時空要塞マクロス レビュー・評価

2003年10月23日 発売

超時空要塞マクロス

価格情報の登録がありません 価格推移グラフ


価格帯:¥―〜¥― (―店舗) メーカー希望小売価格:¥6,800

ジャンル:シューティング プレイ人数:1 超時空要塞マクロスのスペック・仕様

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超時空要塞マクロスBANDAI

最安価格(税込):価格情報の登録がありません 発売日:2003年10月23日

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超時空要塞マクロス のユーザーレビュー・評価

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満足度:3.00
(カテゴリ平均:3.81
集計対象1件 / 総投稿数1
  1. 5 0%
  2. 4 0%
  3. 2 0%
  4. 1 0%
評価項目 投票平均 カテゴリ平均 項目別ランキング
操作性 反応速度の良さ、直感的な操作が可能か 4.00 3.77 -位
グラフィック 画面構成の良さ・見やすさ・綺麗さ 4.00 3.84 -位
サウンド 音楽や効果音の良さ 3.00 3.92 -位
熱中度 ハマり度、のめり込み度 3.00 3.83 -位
継続性 長期間遊べるか、何回も楽しめるか 1.00 3.53 -位
ゲームバランス 難易度やテンポ等、全体的なバランス 2.00 3.50 -位
  • ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
  • ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

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じゃむぱん丼さん

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満足度3
操作性4
グラフィック4
サウンド3
熱中度3
継続性1
ゲームバランス2

マクロスのゲーム化ももう何度目か。
今回はバルキリーシミュレータとしてそれなりに頑張っている様子。
スピードが速く主兵装はミサイルなファイター(戦闘機)、移動は遅いがロックオンした敵に瞬時に振り返ることができ、ガンポッドで戦うバトロイド(ロボ形態)、その中間のいいとこ取り、移動もそこそこミサイルも使えてヘリ移動なガウォーク(手足だけ戦闘機)の三形態を活かして戦う。
ストーリーは劇場版とTV版のシナリオの二本。
ミンメイの歌も最終決戦とラストに使われたそれぞれ二曲ずつを収録。
曲もそれぞれオリジナルの曲が使われている。
声優もすでに亡くなられた人以外はオリジナルキャスト。

うんよくできてるよねって思ったのも、最初だけなんだよなあ……これ。
そう、やっぱり今回も不満はある。大いにある。

まずなにからいこう。
じゃあ音楽から。
BGMは確かにオリジナルのままなんだけど、オリジナル音源ではなく、ゲーム用に曲を作り直している。
これがまた軽いんだよなあ。全然ダメってわけでもないけど、やっぱりあの羽田氏の重厚なサウンドは再現できていない。
ミンメイの歌が流れるのもラストだけなもんで、数としてはほんとに少ない。
そしてとどめのようにOP、EDで流れる「マクロス」「ランナー」はインストバージョン。
本人歌唱ありませんと。これがまた残念なんだわ。
小白龍と天使の絵の具削ってでもOPとEDはいれるべきだった。

ストーリーはオリジナル主人公になって、マクロスシナリオを別視点から眺めるというもの。
パッケージによると「TV版劇場版とシンクロしたステージ構成!」らしい。
が、それ故に主人公輝を初めとする主要登場人物は、このゲームではみんなただの脇役になってしまっている。
それでもまだオリジナル主人公が目立つ話なら……という感じなのだが、どういうわけかこの主人公、一言も喋らない朴念仁。顔もない。

プレイヤーが主人公になってマクロス世界を追体験〜なんてことを考えていたんだろうけど、はっきり言ってこれ大失敗だと思う。
ただ薄くなっただけだし。
美樹本晴彦(マクロスのキャラデザイン担当した人)デザインの新キャラがいるのだが、これが部下になる。
この二人もほんとにただいるだけ。
本来なら主人公が喋る「ポッド回収しました」なんてセリフを代わりに言ってくれる、ただそれだけのために配置された人。
戦死したりたまに援護してくれたりするわけでもない。
オペレーターの娘はそれなりに出番があるものの、これもなにがあるわけでもない、ほんとにオペレーターしてくれるだけってのはなあ。
というかこの娘、櫻井智が担当しているのだが、ミレーヌ臭を抜くためか、やたら落ち着いた低い声なのがもったいない。

さらに加えると、各声優の演技がどうもテンション低いな、と思う。
特にクローディアと未沙は大分元気がない。年齢を考えるとかなり苦しいのかとも思ったが、これは演技指導のせいっぽいな。

上官であるフォッカーとオペレーターのクローディア、未沙、三人娘、グローバル艦長あたりはそれなりに目立ってはいるのだが、柿崎や輝がどこで喋っているのか、ほとんど記憶に残らない。
主人公登場する意味あったのかこれという中途半端さ。
しかも輝は代役なもんだから、誰が喋っているのかこいつは新キャラなのかという感じで、まるでピンと来ないんだよな。
オリジナル主人公も本来の主人公も霞んでいるって、一体誰得だこの構成。

シナリオは完全に一見さんお断りで、TV版劇場版のシナリオを知らないと、なにがどうでそうなるのか、さっぱりわからないんじゃないだろうか。
劇場版は観たけどTV版は飛び飛びでしか知らないとかだと、ほんとに?マーク飛び交うと思う。
全体的にどこが狙いなのか、ほんとにわからないんだよなあ。


ボリュームもかなり薄い。
1周数時間もかからないくらいか。
戦闘もなあ……最初は楽しいんだけど、ワンパターンなもんで、操作に慣れてしまえばわりとすぐ飽きる。
あとスピード感がない。いやスピードは出ているはずなんだが、背景が遠すぎてピンと来ない。
慣れないと無駄にぐるぐる旋回するばっかりで敵をロックできないもんだから、そこで無駄に時間が過ぎてしまったりするし。
十字ボタンでカメラが切り替わるのはいらなかったなと思う。
あれのおかげでパニックに陥ったことがある。
キーコンフィグもないのは辛い。

バルキリーはいろいろ使えるものの、結局どれもバルキリーなんだよなあ。当たり前だけど。
主人公は最初VF1-A、次にJ、Sと乗り換えるが、見た目以外何が変化しているか、プレイしていてもわからないし。
ただのカラーバリエーションだと思うと、カードコンプもやる気は起きない。
板野サーカスを楽しむゲームになっていないのも残念ポイント。
なんというか、随所にコレジャナイ感が漂っているのが惜しい。
リスペクトが足りないんだよなあ。マクロスらしさがない。


それでもアナザーセンチュリーエピソードなんかよりは全然いい感じではあるんだけどなあ。
うーん、でもやっぱ、これは思い出補正でも駄目かな。
思い出補正なしだとほんとにわけのわからない凡作だし、どこにも持っていきようがない。

自分はとりあえず数時間遊んで、TV版シナリオだけクリアして満足することにした。
それ以上は望んではいけないな。
定価買いした人は怒ってもいいと思う。正直な話。

総プレイ時間
5〜10時間

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