DT 770 PRO/80 Ohm レビュー・評価

満足度：5.00

（カテゴリ平均：4.24）

満足度ランキング—位

集計対象6件 / 総投稿数6件

1. 5 100%
2. 4 0%
3. 3 0%
4. 2 0%
5. 1 0%

評価項目	投票平均	カテゴリ平均	項目別ランキング
デザイン 見た目のよさ、質感	4.84	4.19	-位
高音の音質 高音部の音質の良さ	4.81	4.15	-位
低音の音質 低音部の音質の良さ	5.00	4.12	-位
フィット感 装着したときのフィット感など	4.65	4.08	-位
外音遮断性 外の音を遮断するか	4.19	3.79	-位
音漏れ防止 音漏れを防止するか	3.87	3.79	-位
携帯性 コンパクトさ	2.81	3.86	-位

• ※プロレビュー・モニターレビューは集計対象から除外しています
• ※「カテゴリ平均」より「投票平均」が高い項目を黄色背景にしています

[y's papa]

2021年10月3日 16:31 [1497439-4]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	無評価
低音の音質	無評価
フィット感	5
外音遮断性	4
音漏れ防止	5
携帯性	無評価

良くも悪くもモニターでコンテンツもアンプも選ぶ

本商品はスタジオモニターではあるが、音楽を制作する側ではなく音楽を鑑賞する側、リスニング用として印象を書いてみる。

ここのサイトは評価における星の数の意味は規定されず、私は以下のように評点した。
星5：優秀
星4：良
星3：可
星2：不可
星1：失格

音質については、コンテンツの品質や上流の機器（アンプ）との相性にも左右され一概に星いくつと決めることはできないので、あえてここでは評点を付けていない。

先ず、満足度が「星３＝可」評価となったのはやはり、モニターヘッドホンの難しさによるところが大きいと思う。音楽を楽しむという目的に対して、このヘッドホンはダメなものはダメ、と性格が生真面目、几帳面過ぎて融通が利かない。
なので、楽しく聴くためのアンプをきちんと選定しないと、楽しく聴けるコンテンツが本当に品質の良いものに限定されてしまう。ベルリンフィルの常任指揮者の録音とか、本当にきちんと作られたごく限られたものしか良しとしなかった、本当にこのヘッドホンは厳格な性格の持ち主で苦労した。

アンプ調整未完時は品質の良いコンテンツでは「星５＝優秀」を文句なくつけられるものの、多くのコンテンツで音楽を楽しみにくいという点で、評価「星３＝可」としたが、アンプ調整の方向性が掴めた今はすべてのコンテンツで「星５＝優秀」を狙えるところまで来たと思う。

音の傾向は無色透明、無彩色、各楽器各歌手の音の分離が良く距離感方向感がきちんと出る。
鮮明さを維持した柔らかい方向の音だが、アンプが適切でなかったり品質の良くないコンテンツでは音抜けが悪く、その鮮明な方向が悪さをして実在感の乏しさを増長してしまう。うまく鳴らせないと感じたら、まずはアンプが適切でないと疑うべき。

鮮明な方向の音と勘違いしそうだが実は柔らかい音のモデルなので、硬い音のアンプを合わせがちだが柔らかい音のアンプが実は合う。アンプの柔らかさを増していったところ、快適な伸びやかで柔らかい表現もしっかりできるようになった。
しかし、実在感に富んだリアルな強い音までは至っておらず、まだ使いこなせていないとの思いも当然あるので、もう少しアンプをいじってみようと思っている。


＊クラシックのコンサートに通っていたので実際の演奏の音と比べて評価している。なのでかなり厳し目になると思う。

主な用途

音楽

接続対象

PC

[マックハッカー]

2020年9月15日 09:21 [1368130-1]

満足度	5

デザイン	4
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	4
外音遮断性	5
音漏れ防止	4
携帯性	3

久しぶりにヘッドホンに感動

GSP300と比較

【音質】
低中高　全域に渡ってとても解像度の高い音を奏でてくれます。
同じ曲を聞いてもその細かさに久しぶりにヘッドホンで感動しました。

モニターヘッドホンと謳っている通り原音再生性は高いのですが、有名なソニーのMDR-CD900STとは違って完全なフラットというわけではなく、少しドンシャリな味付けがあり音楽等を聞くにはとても心地よいものとなっていました。

【フィット感】
側圧は結構強めではあるが、アーム部分のクッションが全周に渡ってあるおかげもあり良いです。

【外音遮断性】
他の密閉型であるGSP300・ATH-WS770に比べて優れています。

【携帯性】
あまり携帯向けではないです。

【総評】
これは買いです。

比較製品

オーディオテクニカ > SOLID BASS ATH-WS770 BRD [ブラックレッド]

ゼンハイザー > GSP 300

主な用途

音楽

ゲーム

接続対象

PC

[無粋男爵]

2019年8月1日 09:29 [1247492-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	4
外音遮断性	5
音漏れ防止	5
携帯性	3

ポール・マッカートニーが使用しているものに酷似しています。

以下は主にPC（Foobar2000）にUSBDAC兼ヘッドホンアンプ（一万円程度）を繋いで、クラシック音楽のリスニングでの評価です。

【デザイン】
現代風の洗練されたデザインではないですが、業務用って感じのルックスが良いですね。
ポール・マッカートニーが『Egypt　Station』の録音時に被ってるのとよく似ているので欲しかったんです。

【高音の音質】
音場はK240mkiiと比較して、一回り広めに感じます。
高域もクリアで、見晴らし良いと思います。

【低音の音質】
モニターヘッドホンとしての役割を果たしています。
強調を全く感じない味付けの低域ではないでしょうか？
低域は締まっています。
全体的にほんの少しドンシャリ気味のフラットだと思います。
DT990proの力任せなキャラやDT880proの穏やかな傾向とは異なり、素直で陽気な音を出してくると感じます。

【フィット感】
側圧は強めです。
重さについては、K240mkiiよりは重いですが、長時間の使用で肩が凝るとか首が痛むとかはありません。
YAXIやDEKONIなど他社パッドも試してみましたが、パッドは純正が一番いいです。

【外音遮断性】
エアコンなどの環境ノイズは遮断してくれます。
さすがにスタジオREC時に用いる機種なだけはあります。

【音漏れ防止】
ほとんど漏れないと思います。
ただ、大音量で聴くと周囲には漏れるかもしれません。

【携帯性】
折りたためないので、嵩張りますよ。

【総評】
本来、家庭で音楽鑑賞に用いるためのヘッドホンではないと重々承知はしているのですが、多くの海外ミュージシャンがスタジオで使用しているのを見ると欲しくなるのがミーハー人情です。
モニターヘッドホンの中には通常の音楽鑑賞にはあまり適さないものもありますが、このDT770Pro/80Ωは大丈夫です。
音楽鑑賞も楽しいです。
ただ、やはり安定したドライブをさせるためにヘッドホンアンプは必須です。
私は、それほど高価なヘッドホンアンプを持っていませんが…。

全般的にすごくいいヘッドホンです。
宅録される方や、ポール・マッカートニーファンにもおススメです。
あまりクセもないので、密閉型の良いものをお探しの方は一度試されたらいかがでしょうか？

比較製品

beyerdynamic > Professional DT 990 PRO

beyerdynamic > DT 880 PRO

AKG > K240 MKII

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ

[satou syuuji]

2018年1月29日 20:43 [1100134-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	4
音漏れ防止	4
携帯性	3

情報量が多く、粒立ちのよい音

beyerdynamic 密封型ヘッドホン
DT770 PRO 80
DT990 DT880 DT770 三兄弟の中で、DT880 Edition2005が気に入って使用していますがセミオープン型の為、外部への音漏れは気になっていました。そこで今回は、密封型のDT770を使ってみる事にし、ケーブルがストレートタイプの DT770 PRO 80 を購入しました。
音漏れは密封型の為、大分軽減されました。
音質は、高音 中音 低音 の楽器それぞれの音の粒立ちがよく、情報量も多い。またボーカルの透明感が高く自然なサウンドだと思います。
また心配していた、密封型のこもった音もそれほどでもなくクリアな音でした。
使用環境に応じて DT880 DT770 を使い分けていこうと思っています。

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ

[porcupine6]

2014年7月27日 10:57 [740489-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	5
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	3
音漏れ防止	2
携帯性	2

エイジング後は手放せなくなるヘッドフォン。

【デザイン】
　質実剛健な意匠である。見た目、ファッション性よりも音質を重視しているのが分かるデザインコンセプトになっている。

【高音の音質】
　聴き始めは中音と低音にマスクされてしまいお世辞にも良いとは言えなかったが、エイジングが進むにつれて曇りが晴れていき、美音を聴かせてくれるようになった。

【中音の音質】
　ヴォーカルは聴き始めから存在感のある音を出していた。エイジングが進むにつれて他音域とのつながりがスムースになり、より一層魅力ある音に変質していった。

【低音の音質】
　聴き始めはなにやらボワつき、まとまりがない低域だったが、エイジングが進むにつれて音の分離が進み、同時にクリアネスを帯び始め、魅惑的な低音域を聴かせてくれるようになった。

【フィット感】
　イアパッドの感触が大変良い。レングスは長めにも短めにも伸縮するので、頭のサイズを気にする必要はない。反則技かもしれないが、着け心地が悪いときは、ドライヴァ部が付いているスチール製のフレームを曲げることで調整が効く。ただしその際、ヘッドフォン自体を壊さないよう注意が必要である。

【外音遮断性】
　ドライヴァユニットはプラスティック製のカップに取り付けられていることから、ヴォリュームを絞った時、多少外部の音が聞こえる。外音を遮断しようとする設計思想ではないようだ。

【音漏れ防止】
　密閉型とはいえ、ドライヴァ部の音はほとんどダダ漏れである。これはイアパッドの素材の感触が良いこととのトレードオフであるように思われる。

【携帯性】
　ほとんど考えられていない。設計の段階から外で使用するシチュエイションを想定していないからではないだろうか。

【総評】
　室内で使う分には申し分のないヘッドフォンである。エイジングに100時間から200時間はかかると思われるが、それをクリアすれば価格以上の音質になる。そういった意味ではコストパフォーマンスは高いと言える。
　音楽ジャンル的に言えば、ジャズ、クラシックとの相性は抜群である。ロックも、アーティストや楽曲、録音の状態によって多少音的に重く感じることもあるかもしれないが、良く鳴らしてくれる。
　音に貫録をつけるのがうまいヘッドフォンと言えるだろう。その意味で安心感がある。インピーダンスが高い値なので鳴らすのには多少苦労するかもしれないが、一度鳴らせる環境を手に入れてしまえば、手放せなくなるだろう。
　今の値段であれば、お薦めしたい製品である。

　porcupine6 拝

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ

[legeres6]

2013年12月19日 15:39 [663227-1]

満足度	5

デザイン	5
高音の音質	4
低音の音質	5
フィット感	5
外音遮断性	4
音漏れ防止	3
携帯性	3

低域から広域までつながりの良い高レヴェルな出音。

（購入：2009年3月）
（エージング：200時間）
中音域から高音域までは文句のない音が出すが、低音域は……。
明確さがなく、ブーミーなぼわついた音になってしまうのが残念。
装着感は大変良い。費用対効果を考えるといまひとつか。

（その9ヶ月後）
低音の音質が改善され、
音場、高域と中域、そして低域のつながりと音質はどれをとってもすばらしい。
もう手放せません。

しかし、ずいぶんと長いエージング期間でした……。

主な用途

音楽

接続対象

オーディオ