『環境・条件を選ぶAV向きのスピーカーです(サラウンドでの使用)』 ONKYO D-77MRX [単品] LWSCさんのレビュー・評価

[LWSC]

2018年3月20日 22:31 [1113835-1]

満足度	5

デザイン	4
高音の音質	4
中音の音質	4
低音の音質	5
サイズ	3

環境・条件を選ぶAV向きのスピーカーです(サラウンドでの使用)

本機を使い始めて早４年、最近になってようやく実力を引き出せたかと思います。

エージング：まず展示機(通電あり・サラウンド側)、新品(フロント)の順に購入し、20時間をめどに聴き比べをした結果、エージングは１００時間くらいです。

音：癖のないスピーカーだと思います。特筆すべきは３０ｈｚからの低音と大きさなりの大音量時の迫力です。ただ、それに伴う箱鳴りが激しく、抑えてしまうと響きがなくなり、解像度が低いというか表現力に乏しいと言うか、物足りない音になります。インシュレーター選定が非常に重要です。

スピーカ周辺の環境

アンプ：RX-A３０４０　スピーカーのパワーバンドに入るのがボリューム約４５％(アンプの表示は-３５ｄｂ)で視聴は音源にもよりますが約５０％(同じく-３０ｄｂ)前後です。

スタンド：SB-１３５　フロントは低い方に、サラウンドは高い方で設置しています。

ケーブル：NMC　使用経験があり、良い印象があったので使用しました。値段も手ごろです。

インシュレーター：　AT６０９１　当初は１か所につき1個を凸の字のように置いていましたが、現在は1か所につき2個を設置面の広い側を向かい合わせにし、間に円形のゴム板を挟んでいます。２個使いが大当たりで、以前の物足りなさが払拭されました。

セッティング：　フロント側は壁から約４０ｃｍ離して左右の間隔は約１．８ｍ、リスニングポイントはスピーカーから約１．９ｍ、向きはほぼ平行若干内向きです。サラウンド側はリスニングポイントから後方に約１ｍ、間隔は約２．２ｍ、向きは対角に当たるスピーカー(右サラウンドは左のフロント、左サラウンドは右のフロント)に向けています。

まとめ：一言でまとめるとタイトル通りですが、本機の出力に釣り合うアンプがピュア用途だと中級以上で、その価格だと外国製スピーカーを選ぶ人が多いと思います。ＡＶアンプだと、丁度上位グレードが出力・価格ともに釣り合うように思います。

本機は大音量での使用が前提となる上に、現時点での入手は中古品のみになりますので誰にでもお勧めはできませんが、音を聞けば、ロングセラーだった実力を見せて(聴かせて)くれると思います。

何かの参考になれば幸いです。

使用目的

映画

ゲーム

設置場所

ホームシアタールーム

広さ

6〜7畳