『８年間使ってのレビュー』 東芝 REGZA 32C3500 [32インチ] キケボウズさんのレビュー・評価

[キケボウズ]

2016年7月3日 21:47 [221109-2]

満足度	5

デザイン	3
操作性	4
画質	4
音質	4
応答性能	4
機能性	4
サイズ	3

８年間使ってのレビュー

古いデザイン

購入から８年ほど経ちました。さすがにここまで使ってきますと、４K機などが気になって仕方がない毎日です(笑)
ですが、ここまで使い込めればレビューする権利があるでしょう。ですので、今更誰の役にも立たないのを承知でレビューさせて
いただきます。

まずは画質についてです。流石に４K画像が普通に出まわっている２０１６年現在では、本機はソフトフォーカスで色合いも控えめに
感じます。ですが、これがかえって実際の景色を見ているような、長時間視聴していても目や脳が疲れにくい画像になっている気も
します。人肌、景色、木々の色あい、空の青さなどなど、いわゆる演出さが感じられず、とても自然な色合いだと思います。
実家の両親がレグザのフルハイ機の名機、４７Z８を持っていますが、流石にそれと比べてしまうと色あいの濃さや品位は負けて
しまいますが、テレビそのものの発する“絵の普通さ”、などは見劣りしません。

操作レスポンスもまあ普通でしょうか、リモコンのボタンを押し、適切な間があって本機が反応します。
特にストレスは感じません。

デザインは流石に古くさいですね(笑)この価格コムに出入りしているような僕ですから余計そう感じるのかも。
家電量販店に行くたびに、最新モデルの薄枠のモデルの洗練さが羨ましく思えます。
比べて本機は奥行も結構ありますし、枠も今となっては野暮ったいです。
たまに自分のAVシステムをネット上にアップする事もあるので、「未だにそんなテレビなの！？」と思われて
いるようで恥ずかしい時も多々あります(笑)


・・・この時代の液晶テレビは、今だから思う事ですが、いわゆるブラウン管時代のような感じで技術者はテレビをつくっていたの
かなあ、と思うのです。なんとなくですが、画質や音の設計に人がチューニングを時間をかけて行ったような、アナログ的な良さが
あるのです。そんな地味な魅力を今更ですが感じつつあります。
今現在ほどの価格競争やコスト意識がそれ程占めていなかった時代の製品だからかも知れませんね。

実はここまで書いておきながら、僕はテレビに求めるものはすごく少なかったりします。
未だにレコーダーは持っていませんし、ＢＳ契約もしていませんし、民放もほとんど見ません。
帰宅したときにNHKのニュースを見るか、地震などが来たときにテレビをつけるくらいなんです。
後は休日前のレンタルソフトの鑑賞くらいでしょうか。
だから、本機の古くささや今となっては小さなサイズもそれほど気にならないのかも知れません。
大型テレビが以前と比べて信じられない程安く買える現在ですから、皆が大画面テレビをどーんと置くのが普通になっていますね。
そんなだからこそ、この３２Ｃ３５００を使い続ける事に意味がある気もします。

やっぱり、壊れるまで使い続けると思います。

視聴目的

ニュース・報道

映画・ドラマ

スポーツ

設置場所

リビング

広さ

8〜11畳