COLOR-HELIAR 75mm F2.5SL (ペンタックス/リコー PK-AR)コシナ
最安価格(税込):価格情報の登録がありません 登録日:2006年 3月30日
『一眼レフ本来の醍醐味を味わえる、超コンパクトなMF中望遠♪』 とびしゃこさん のレビュー・評価


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2018年7月21日 16:13 [1144348-1]
満足度 | 5 |
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操作性 | 5 |
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表現力 | 4 |
携帯性 | 5 |
機能性 | 5 |
1.開放からピントがよいです(中央右の金属枠の錆にピント)。(75mm, f2.5開放) |
2.ボケ表現がとてもよいレンズです。(75mm, f2.5開放) |
3.シャープさと柔らかいボケが同居します。色乗りよいです。(75mm, f2.5開放) |
4.少し絞れば周辺光量低下も無くなります。(75mm, f4.5) |
5.とろけるようなボケと玉ボケです。(75mm, f2.5開放) |
6.太陽直射のど逆光ではフレアがでます(フィルター付)。(75mm, f2.5開放) |
操作性】
以前の標準50mmレンズほどの大きさの鏡筒中程に10mm幅
の細かいローレットを刻んだ金属製のフォーカスリングが
あります。マニュアルフォーカス(MF)専用レンズですので、
硬すぎずスカスカ過ぎずの素晴らしい操作感です。
専用フードは、ちりめん焼付塗装の金属製角型フードのLH-75
(内側はつや消し塗装、ゴム製フードキャップ)とレンズ鏡筒
と同じブラックペイントの円形フードのLH-75S(内側は反射
防止用溝切+つや消し塗装、金属製フードキャップ)の2種類
があります。いずれも逆付け収納はできません。
一般に、角型フードの方がギリギリまで効率よく遮光している
イメージがありますが、本レンズの場合丸形フードの方が全体
にコンパクトで、角型の(角の丸みがない場合の)短辺と同じ
直径で、深さは同じ(いずれも銀枠から32ミリ長)のため、
丸形の方が実際の遮光効率は高そうです。
絞りリングがあり、ペンタックスデジタルボディでは「A」
位置固定で使用し、絞りもボディ側からの制御になります。
LXやMZ-Sなどの絞り連動レバーのある昔のフィルム機
ではこの絞りリングでf値を指定して使用します。
【表現力】
・開放f2.5は周辺部にやや目立つ周辺光量低下があります。
f4で四隅の暗さがほぼ改善し、f5.6以降はフラットです
(非純正品のため、周辺光量低下補正には非対応です。)
・開放f2.5からコントラスト、解像も良好です。四隅に
わずかに甘さがあるのみです。f4では隅々まで解像します。
f5.6以降大きく変化ありません。白地に黒文字等被写体に
よって開放では拡大で色にじみ(色収差)が少しありますが、
f4でほぼ解消します。
わずかに糸巻き型の歪曲収差あります。
(純正品でないためK-1の歪曲収差補正には対応しません。)
逆光では強い光源まわりにフレアっぽくなり、まともに太陽
を構図内に入れると、画面全体にフレアが出ます。逆光には
あまり強いレンズではありません。(マイナス1点)
FA77o f1.8の方が逆光耐性はよく、ペンタックスの誇るSMC
コーティングの分?優れているのかもしれません。
F2.5開放では柔らかいボケができます。
絞り羽は9枚で、f4〜5.6あたりまでは円形絞りといって
よいような角の目立たない絞りになります。こだわり過ぎた
せいか、他の方のレビューでは絞りユニットがやや弱いよう
です。
開放f2.5から画質もよく、3600万画素機で使用しても特に
問題はありません(写真1〜6)。逆光に弱いため、表現力
(作例は3600万画素のK-1改(K-1mkII相当)でのJpeg撮って
出しです。純正品でないため、K-1でのレンズ補正機能には
対応しません。
【携帯性】
最大径x長さ:63.5x40.2mm 重量:250g、フィルター径49oです。
FA77mmF1.8 Limitedは最大径x長さ:64x48mm 重量:270gです。
FA☆85mm f1.4 ED IFは最大径x長さ:79x70mm 重量:550gです。
シグマ85mm F1.4 EX DG HSMは最大径x長さ:86.4x87.6mm 重量:
725gです。
FA☆85mm f1.4 ED IFはレビューしています。(↓)
http://review.kakaku.com/review/10504510373/ReviewCD=1142979/
K-1(925g)+バッテリーD-LI90P(91g)と組み合わせると、
計1266gです。(FA77mmF1.8 Limitedの場合は1286gです。
FA☆85mm f1.4 ED IFの場合は1568g、シグマ85mm F1.4 EX
DG HSMの場合は1741gです。)
【機能性】
最短撮影距離は0.7m(最大撮影倍率0.14倍)です。
FA77mmF1.8 Limitedは最短撮影距離0.7m(同0.14倍)です。
FA☆85mm f1.4ED IFは最短撮影距離は0.85m(0.11倍)です。
シグマの85mm F1.4 EX DG HSMは最短撮影距離0.85m
(同0.12倍)です。
MF専用レンズです。フォーカシングは軽からず、重からずの
しっとりした感じで、AFレンズでのMFとは比較にならない
心地よい感触です。
レンズ内手ブレ補正機能、防塵・防滴はありません。
円形絞りの採用ありません。
非純正レンズのため、K-1の自動レンズ補正(歪曲収差・
周辺光量低下・ 倍率色収差・回折現象)に対応しません。
装着して、K-1の電源をオンにすると、背面液晶に焦点
距離入力画面が出てきますので、75oを選ぶと3軸手ブレ
補正が活用できます。(撮影距離は伝達されない為、併進
ブレの2軸分は働きませんが、マクロレンズほど寄るわけ
ではないため、あまり問題はないと思います。)
一度焦点距離を選んでおけば、カメラの電源、オン、オフ
でも入力情報は維持されるため、使い勝手に問題ありません。
【総評】
2000年発売の古いレンズですが開放から問題なく使えます。
サードパーティ製のため、K-1(II)の自動レンズ補正には
対応していません。
MF専用レンズですが、このあたりの焦点距離と明るさの
組み合わせは、ちょうどよい被写界深度と満足できる
ボケとなり、ピント合わせがしやすく歩留まりもよいです。
MFでの使い心地が大変楽しく感じられる絶妙なスペック
設定だと思います。
AF測距点に縛られることもなく、感じたままにフレーミング
して滑らかなフォーカスリングでピントを合わせ、シャッター
を切る、という一眼レフ本来の撮影の醍醐味を味わえます。
開放から使える描写、ボケとともに、ここが本レンズを使う
最大のメリットだと思います。
ペンタックスの銘レンズ、77oの陰に隠れたためかペンタ用
の本レンズはレビューすらなされていませんが、ボケ、解像、
使い勝手、と大変良いと感じます。(90of3.5SLの方は6件も
レビューがあり、人気のようですね・・)
逆光のフレアには少し気配りが必要ですが、コンパクトで使い
心地がよく大変写りの良いレンズです。
満足度は5点です(*^-^*)。
- 比較製品
- ペンタックス > FA77mmF1.8 Limited
- ペンタックス > FA☆85mmF1.4ED[IF]
- レベル
- アマチュア
- 主な被写体
- 人物
- 風景
- 子供・動物
- 室内
- スポーツ
参考になった2人
「COLOR-HELIAR 75mm F2.5SL (ペンタックス/リコー PK-AR)」の新着レビュー
レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
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2018年7月21日 16:13 |
COLOR-HELIAR 75mm F2.5SL (ペンタックス/リコー PK-AR)のレビューを見る(レビュアー数:1人)
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