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2022年5月2日 00:07 [1577468-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 拡張性 | 5 |
| メンテナンス性 | 4 |
| 作りのよさ | 5 |
| 静音性 | 3 |
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|---|---|---|
トップフローCPUクーラー |
側面吸気ダクト |
防塵フィルターと防振マット |
このケースが発売された2004年をさかのぼる事6~8年前、NECの98王国が崩壊しつつあり、自作ブームが始まったのもその頃だと思う。
そんな時代に星野金属製のPCケースはひときわ輝いていた存在でした。当時1万円以下で売られていた数多のPCケースは率直に言って酷い出来でした。パーツは曲がっている、ネジの位置は合わない、そもそもパーツやネジ類が不足している、そんなことが当たり前できちんと組みあがればラッキーと云うレベルでした。
そんな中、純国産で精緻、ふんだんにアルミ素材を使い高い冷却性を誇るという、星野金属製のPCケースは正に高級高品質PCケースの(値段も2~5万円)花形でした。
しかし、さかのぼった年月である6~8年後である2004年頃は星野金属が凋落し始めていた時代です。
理由はシンプルで、この頃になると他社のPCケースも品質が格段に改善され、1万円以下のものでもきちんと組み上げられることが普通となり、高価で流通販路も限られていた星野金属製のPCケースは段々需要が無くなっていったからです。
そして本シリーズは星野金属が社運をかけてリニューアルした最新モデルであり、またヒットした最後のシリーズでもあります。
【デザイン】
おしゃれですね。当時はPCケースの自作PCのパーツの中では重要度はそれほど評価されていない頃でしたので、そんな中でもメーカーの本気度が伝わってきます。
【拡張性】
ミドルタワーサイズですが、非常にバランスよく配置されています。拡張ベイ、ケースファンの設置数、USB入力端子、IEEE1394入力端子とスキのないスペックです。
また、本体左側面に吸気ダクトがあった事が、後々大きなアドバンテージとなりました。画像の様にCPU冷却の為トップフローのCPUファンが側面カバー近くまで張り出しているのですが、正にその位置に吸気口がある為、CPUへは新鮮な外気を直接取り込むことができ非常に高い冷却を実現できています。
【メンテナンス性】
当時の規格ではかなり余裕を持った造りで、2022年現在Geforce GTX 670のGPUが取り付けられるのは凄い事だと思う。
【作りのよさ】
これが星野金属の最大の売りだったでしょう。本当にミリでズレがありません。
【静音性】
前面吸気は低回転140mmファン、後面排気は高回転120mmファンで、本来はわりと静音性もあるPCケースでしたが、同ケースが作られた当時では考えられない発熱のあるCPU、GPUを冷却する為、前面の140mmを高回転のものへ交換しさらに80mmを追加、背面にも120mmを追加した為、かなりの騒音ケースとなりました。
これを少しでも緩和するために画像にある様に側面のカバーに防音防振シートを張り、少しはましになりました。
【総評】
外国の低価格高品質のケースに対抗できなかった。時代に対応できなかった。と云うのは簡単ですが、このメーカーのPCケースが存在しなければ、外国産の安価なPCケースの品質向上も遅れたでしょうし、PC自作をする人ももっと減っていたでしょう。
この星野金属最後の輝きを末永く使っていきたいと思います。
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