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2010年7月18日 09:26 [328407-1]
| 満足度 | 4 |
|---|
| デザイン | 5 |
|---|---|
| 音質 | 4 |
| 入出力端子 | 5 |
| 品質 | 5 |
| サイズ | 5 |
【デザイン】
上の写真で見るより実物はもっと高級感があり質感も良い。フロントパネルは樹脂製で、色は写真ではダークグレーのようにも見えるが実物は完全な黒。
エンクロージャー上下左右のパネル表面は、木目エンボス加工が施されたハードタイプの化粧板になっており綺麗に仕上がっている。
【音質】
まず初めに、BASS(低音用)TREBLE(高音用)の調節つまみにカチッと止まる「中央位置」の設定がるが、個人的に中央の位置(フラットの位置)はメーカーが推薦する音質でありメーカーが求める音質だと解釈していたが、残念ながらこのフラットの位置ではとても耳が受け付ける音ではない。
どうもこのスピーカーでは「フラットの位置=ただの中央(調整の中間)」でしかないらしい。メーカーのベストポジションは設けず「各自で好みの音質に調整して欲しい」ということか?
特にTREBLEは[+]方向にマックス付近まで上げないとスッキリとした高音域が出ず、BASSについても同じく[+]方向へ調整する必要がある。
以上の調整を済ませた上での話で、ドライバーユニットやエンクロージャーのサイズ相応に、高音域は癖の無い音質で低音域も厚みや量感も十分にあり、ノンジャンルで音楽や音声を楽しめる納得の範囲の音質だと思う。
バスブーストが入ったような重低音は出ないが、もしそのような重低音が必要な場合はサブウーファーの使用をお勧めする。
またアンプ部も内蔵型としては性能は良い方で、ヘッドフォンで聴いても特に気になるノイズも無くスッキリとした綺麗な音質で鳴ってくれる。ヘッドフォンへの出力はジャックを挿入することで自動的に切り替わり、バイパスではなくアンプの回路を通って、BASS・TREBLE・VOLUME等それぞれの調整が反映されて出力される。
バスレフポートはドラーバーユニットの左右にスリット状に開いているのが特徴的で、ユニットから出る直接音と違和感無くブレンドされている。
【入出力端子】
入出力端子の内容はメーカー公表どおりで、入出力はこれだけあれば十分。アナログ入力は「ANALOG MIX機能」があり、2系統それぞれクロスフェードのように入力の切り替えとバランス調整ができるなど、複数機器の切り替えにユニークな切り替え方ができる。もっとも一瞬で切り替わる方が手っ取り早い。
他のWAVIOシリーズにある同軸デジタル入力は付いていないが、個人的にオンボードの同軸デジタル出力は既にオーディオのアンプに繋いでおり、後は光端子しか空きがないので特に問題はなかった。
マザーボードにはアナログ出力もあるが、現状として後付のサウンドボードは使用しておらず、オンボードのアナログ出力はノイズ対策がされていないので使用には耐えれない。
【品質】
エンクロージャーにMDF材を使用するのは構わないが、もう少し厚みがある方が良い。各入出力端子は付属のケーブル端子を含めて全て金メッキが施され、この辺の細かい配慮はオーディオメーカーとしての拘りといえる。
またアンプが内蔵されている側のスピーカーの背面パネルはアンプの放熱を兼ねた金属製となっており、触ると結構熱くなっている。放熱を妨げないよう注意が必要。
【サイズ】
PCスピーカーの平均では大きい方だが、オーディオブランドが本格的なスピーカーの製造技術をもって設計製作した小型2ウェイスピーカーであり特に大きいとは感じない。
だた一般によく見かける幅の狭いパソコンテーブルではディスプレイのサイズとの関係で選択には迷うところ。多少大きめのテーブルは必要になる。
【総評】
「PCスピーカー」というよりも「一般オーディオ用小型スピーカー」といった印象が強い。どちらかといえば真面目に音楽や音声を聴く為のスピーカーで、あくまでPCスピーカーとして購入するなら5千円前後のプラスチッキーで安価なものを選択するのも気軽に楽しむ為の方法かもしれない。
中には小型でありながら無理やりバスブーストをかけてサイズを超えた低音を出すものもあるが、このスピーカーは「バランスの良さ、まとまりの良さ」を追求して作られており、音質的に特に尖った部分も無く鈍くもなく、偏りのない音質で「ドライバーユニットとエンクロージャーで鳴るスピーカー」といえる。
確かにオーディオ用のブックシェルフ型スピーカーと比較すれば文句の付け所は幾つかあるが、PCスピーカー・アンプ内臓小型スピーカーという分類の中では良くできたスピーカーの一つといえる。
- 接続PC
- デスクトップPC
- 使用目的
- 音楽鑑賞
- 映像視聴
参考になった7人
「77monitor GX-77M(B)」の新着レビュー
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|---|---|---|
| 2025年11月21日 19:06 | ||
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| 2023年2月4日 18:09 | ||
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