SONY NW-A919 シルバー (16GB) maybe-maybeさんのレビュー・評価

[maybe-maybe]

2007年11月17日 19:57 [100931-1]

満足度	5

デザイン	5
携帯性	5
バッテリ	5
音質	5
操作性	5
付属ソフト	3
拡張性	3

NW-A919 シルバー (16GB)のレビュー

デザイン
好みの分かれるデザインではありますが、男性をターゲットにしているのでしょうね。機械なデザインは素直に「カッコイイ」と思えました。コレまでの化粧瓶は「スタイリッシュ」、A800は「フラット＆スリム」、S710は「ポップ」という印象でしたが、そのどれにもなかった魅力があります。カラーはソニスタ限定のBIですが、基本色とは一味違ったメカメカしさが個人的には◎ですね。

携帯性
ワンセグを入れてよくここまでやってくれたと思います。見た目の小ささは初めて見た人を驚かせることでしょう。重さも今までの基本である50gより20gほど増えただけ。体感的には大して変わりません。厚みもA800よりはありますが、これはA800が薄すぎたということもあるのでしょうか、むしろちょうどいいくらいだと思いました。

バッテリ
ウォークマンの強み、バッテリの持ちは相変わらずです。正確には従来より気持ち増えていますね。動画再生対応機で音楽再生が35時間超、動画が2桁の10時間というのはある意味ひとつの壁を越えた印象を受けます。非動画対応型の50時間音楽再生には遠く及びませんが、近い将来この壁をも越えることを期待させられます。

音質
S205Fからの乗り換えでしたが、サラウンド含め音質面でかなりの進化を感じました。クリアオーディオテクノロジーと謳っているもののうち、DSEEやクリアステレオの効果はよくわかりませんでしたが、クリアベース・ノイズキャンセリングは非常に導入効果を感じることが出来ました。また新たに導入されたサラウンド「マトリックス」もかなりの好印象。音場の広がりを見事に再現してくれています。

操作性
A800人気の根本にあったサクサク動く操作性をそのまま受け継いでいます。ワンセグも自分の持っている905SHと比べ、非常に応答が速く、その受信感度も高さもあいまってストレスを感じることもありませんでした。ただボタンが下方へ追いやられた感じの配置になっているので、片手での操作は少しやりくいかもしれません。出来ることなら両手での操作が一番いいような気がします。

付属ソフト
まずはSonicStageですが、これは今までにも出尽くされているので詳細はいいでしょう。まあ慣れが必要なソフトだとは思います。そしてMediaManagerですが、これははっきり言って特に必要がないように思いますね。動画はvideoフォルダにD&D転送できるので、転送のためだけのソフトをわざわざ立ち上げることもないかと思います。

拡張性
対応オプションですが、本体と同時発売するものの中に液晶保護フィルターがないのは少し疑問ですね。かわりにプライバシーフィルターがあるのですが、透過性が悪く画質も低下するためオススメできません。また既存のオプションで対応するものは結構ありますが、充電関連の製品はワンセグの受信感度低下を示唆しているものがほとんどであり、サードパーティ製オプションもまだまったくの未定と、現在では中途半端なものばかりのような気がします。

満足度
文句なく5。前評判から裏切られた点もこれと言ってなく、逆に意外と良かった点が目立った気がします。これはA800を所有していなかった（触れたことは多々有り）からかもしれませんが、インテリジェント機能がなかなかに好印象。タイムマシンシャッフルには面白み、よく聞くシャッフルには実用性を感じることができ、☆評価がらみの機能もSSとの同期含めかなり使いやすくしてくれています。またノイズキャンセルも予想以上に利きがよく驚きました。評価が高いのは前々から知っていましたが、実際に使ってみるとその理由が本当によくわかる。最初「効果が出てもその分音質変化は免れないよな」くらいは覚悟してましたが、正直杞憂に終わりました。本当にただ「雑音が消える」といった印象はさすがとしか言いようがありません。そしてワンセグですが、おそらく既存機の中でも受信感度はトップクラスだと思います。他にも良いところは多々ありますが、列挙しているとキリがなくなりそうなのでこの辺にしておきます。最後に、この機種が気になっており、買えるだけの資金があるのなら断然購入をオススメします。おそらくよほどのことがない限り後悔はしないでしょう。そう断言できるだけの魅力を、この機種は持っています。