『スタイリッシュなボディにパワフルなエンジンを搭載』 メルセデスAMG GLC クーペ AMG 2017年モデル 松下宏さんのレビュー・評価

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GLC クーペ AMG 2017年モデル

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プロフィール1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負するとともに、安全性の追求についても一家言を持つ。クルマ雑誌各誌…続きを読む

エクステリア4
インテリア4
エンジン性能5
走行性能5
乗り心地4
燃費2
価格2
満足度3

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スタイリッシュなボディにパワフルなエンジンを搭載

メルセデスAMGでCクラス系の基本プラットホームをベースにしたSUVがGLC。そのGLCをベースにクーペ風の外観デザインを持つモデルに仕上げたのがGLCクーペである。このGLCクーペにもAMGモデルが設定されている。

メルセデス・ベンツ日本が千葉市で開催したメディア関係者向け試乗会に出席し、用意された広報車両に試乗した。試乗グレードはメルセデスAMG GLC43 4MATICクーペだ。

クーペ風デザインのSUVはBMWが6シリーズなどで展開しているが、メルセデス・ベンツもGLEクーペやGLCクーペなどでBMWを追従する形になっている。傾斜を強めたルーフラインによるクーペ風の外観デザインは、見るからにカッコ良さを感じさせるもので、GLCクーペの場合にはややずんぐりした印象もあるが、標準のGLCに比べると低めに抑えた全高などによってスタイリッシュなものとされている。

中央にスリー・ポインテッド・スターを配置し、太いメッキのバーを配置したフロントグリルは、いかにもSUVらしい力強さを表現したものとされている。インテリアも専用のステアリングホイールやペダル、メーターなどが装備されている。

搭載エンジンはV型6気筒3.0Lのツインターボ仕様で、ブルーダイレクトと呼ぶ直噴エンジンにふたつのターボを装着し、さまざまなAMGテクノロジーを盛り込んでいる。動力性能は270kW/520N・mを得ている。このエンジンは本格的なAMGエンジンとは違って、ワンマン・ワンエンジン方式で組み立てられるのではなく、量産ラインで生産されているのだが、それでもAMGの名にふさわしいだけの動力性能である。

GLC43 U乗り込んでスターターボタンを押すと、ブォンという空吹かしが入る。これはちょっと大きめの音で状況によってはちょっと恥ずかしくなるほどだ。アクセルを踏み込むと、豪快な排気音とともに強烈な加速が伸びていく。この排気音はAMGエグゾーストシステムによるもので、AMGモデルならではのサウンドである。

このエンジンはパワフルであると同時にフレキシブルなエンジンでもある。最高出力の270kWを発生する回転数は5500〜6000回転とかなり高めでやや高回転型のエンジンだが、それと同時に520N・mの最大トルクは2000〜4200回転で発生するからだ。2000回転という低い回転数で最大トルクに達し、それが4200回転まで持続するのだ。最高出力を使わなくても十分に早い加速が得られる。

Dレンジのままで走らせると、組み合わされる9Gトロニックが早めにシフトアップしていくが、その変速フィールは滑らかそのものだ。やや残念なのはシフトプログラムが欧州仕様のままであること。Dレンジで自動変速に任せていると時速100kmで走っても9速には入らない。時速80kmなら7速ギアを使って走っている。日本向けには専用のチューニングを施し、より低い速度域で最も燃費の良いギアを使えるようにして欲しいものだ。

足回りは専用のスポーツサスペンションによって硬めの乗り味を感じさせる。動力性能に対応した足回りともいえる。

本格的なAMGモデルとはひと味違うのがGLC43 4MATICクーペだが、エンジン時代は十分にパワフルなものであり、ラインで量産することでコストダウンも図れるので、AMGモデルとしては手の届きやすい価格が設定されている。といっても本体価格は910万円で、オプションや諸費用を含めたら1000万円コースの価格帯だから、簡単に買えるクルマではないのも確かである。


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新車価格帯:910万円

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