『良くできた部分はあるが伝わらない』 マツダ アクセラスポーツ2009年モデル 松下宏さんのレビュー・評価

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『良くできた部分はあるが伝わらない』 松下宏さん のレビュー・評価

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松下宏さん プロフェッショナルレビュー  2011年11月27日 15:59  [457537]レビュー投稿数:125件

エクステリア  3
インテリア  3
エンジン性能  4
走行性能  4
乗り心地  4
燃費  4
価格  3
満足度  3

製品の詳細情報

モデル アクセラスポーツ2009年モデル
グレード -

プロフィール

1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者などを経て自動車評論家として独立。クルマそのものより、クルマとクルマに関係する経済的な話題に詳しい評論家を自負する。購入ガイド系の記事を中心に、クルマ雑誌各誌やインターネットサイトで精力的に執筆中。ヤフーブログで『松下宏の見たクルマ、乗ったクルマ、会った人』を平日連日更新中。単行本の執筆も多数。近著に『国産乗用車60年の軌跡』(共著:・・・

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良くできた部分はあるが伝わらない

デミオに続きアクセラにもSKYACTIVが搭載された。2.0Lエンジンの圧縮比を高めるとともにさまざまな改良を加え、SKYACTIV-Driveの電子制御6速ATと組み合わせて登場してきた。2.0Lエンジンの搭載車で20.0km/Lという燃費はまあ大したものである。

ただ、デミオの30.0km/Lがインパクトを持っていたのに対し、後から出てきたアクセラの20.0km/Lにはさしてインパクトは感じない。しかも20.0km/Lを達成できるのが15インチタイヤを履いた例外的ともいえる仕様のモデルなのだから、ますますインパクトが薄れてしまう。

ほかにもデミオで14.0まで高めた圧縮比がアクセラでは12.0にとどまっているなど、何かと中途半端な印象を感じてしまうのだ。

今回のアクセラでは良かったのはSKYACTIVのATで、ダイレクトな変速フィールが印象的だった。またアクセラにはほかにもいくつか見るべき点があった。

外観デザインの変更が空力特性の向上など実質本位で行われたのを始め、最近のマツダ車に共通の自然なフィールのサスペンションチューンが施されていることや、SKYACTIVを導入したにもかかわらずほとんど価格アップがなかったことなどが評価すべき点だ。

それでもマイナーチェンジで登場したSKYACTIVの新型アクセラが良く売れるとは思えない。アクセラには1.5Lエンジンを搭載した15Sや15Cというグレードがあって、当然ながら2.0LのSKYACTIVを搭載したモデルよりも安い。結局、アクセラではそれが売れると思う。

今回の試乗会ではSKYACTIVを搭載したセダンやスポーツ(5ドア)、15S、マツダスピードアクセラなど、合計5種類のモデルに試乗した。それ以前に美祢のテストコースでもSKYACTIV搭載車に試乗し、15インチタイヤと17インチタイヤの違いを試している。なので、新型アクセラの良さは十分に理解しているつもりだ。

でも一般のユーザーが同じようにアクセラの良さを理解して選ぶかとなると、これは相当に難しい。新型アクセラはデミオと近く登場するCX-5の間に埋もれてしまうのではないか。

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