コシナ
Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZF
- 価格帯:¥93,700〜¥93,700 (6店舗)
- メーカー希望小売価格(税別):¥112,000
- 発売日:2007年10月
レンズタイプ:単焦点 焦点距離:28mm 最大径×長さ:65x69mm 重量:530g 対応マウント:ニコンFマウント系
※「投票平均」(「満足度」含む)および「カテゴリ平均」は、全投票の単純平均ではなく、独自の集計方法で算出しております |
SLRで写真撮影を始めた高校生の頃から、広角は28mm、標準は50mm、望遠は100mm、と親しんできたせいもあって、この三つの焦点距離がないSLRシステムは私には考えられません。今のご時世ならズームレンズ一本でカバーできる範囲ですが、私はやはり明るい単焦点が好き。超広角はAF-S NIKKOR 14-24mm 1:2.8Gに任せるとして、Fマウントのマニュアルフォーカス現行レンズではNikkorよりも明るい(*)28mmである本レンズを選びました。2009年5月に購入。D700とともに使用しています。
まず驚いたのはフォーカスの合わせやすさ。この焦点域では少々フォーカスがズレていてもフォーカシングスクリーン上では捉え難く、特に絞りを開けて撮影すると甘い写真を量産するのですが、このレンズではそういうことはほとんどありません。私のD700はスクリーンを非純正品(Katz Eye Optics社製)へ換装していて、それを差し引いてもマット面でのフォーカスは合わせやすい。
夜景を撮ってまたびっくり。背景の点光源のボケが、絞り開放・画面周辺でも丸い(作例1)。まあ、厳密には楕円に歪むのですが、それでも、望外の美しさです。周辺での収差補正がきっちり為されているためでしょう。たぶん、それがフォーカスの合わせやすさにもつながっている気がします。
本来の目的は路上スナップで、いつもは一段絞るのがデフォルト(作例2)。そうすることで、画面の隅まで文句の無い描写の平坦性を保つ。絞りを開放にすると周辺減光が目立ちます(作例3)。これを嫌う方もいらっしゃるのでしょうが、私はハイスピードレンズには無くてはならないとおもっているので、気になりません。こういう構図では樽型の歪曲も目立ちますが、スナップ写真なので気にならない。
逆光にはかなり強く、光源を入れてもゴーストやハレーションは軽微です(作例4)。光源を外すとゴーストが目立つ場合(特に背景が暗い場合)もありますが、気をつけて切れば済むし、やはり、スナップなら気になりません。あまり気にしていると、路上スナップなんて撮れませんしね…。晴天の日向では絞り込むことになり、何も考えることなくほぼパンフォーカスになります(作例5)。
Pros フォーカスの合わせやすさ・絞り開放から濃厚な描写
Cons 値段が高い・樽型の歪曲収差
Marumi DHG Super Lens Protect
RAW (14bit lossless, AdobeRGB)
Adobe Lightroom 2.5
White balance: ranging from 3800 to 6500
Exposure level: adjustment within +-2/3E
V
Shadow level: default +5 to 0
Sharpness: default +25 to 0
Camera profile: Adobe Standard
Resize + sRGB JPEG conversion
Distagon ZFシリーズでは17cmまで寄れる2.8/25の人気が高く、2/28は地味な存在です。しかし、近接での撮影に留意した設計がされ、しかも口径比が一段分大きな本レンズも、大胆に寄って主要被写体を強調した撮影に適しているとおもいます。さらに、絞りを開けたほうが、絞った時よりも濃厚な色が出るのも、このレンズの面白いところ(作例6)。もう一つ。ボケが中望遠のように素直なので、静物や人物の撮影で絞りを開けると、広角なのに望遠で撮影した写真のような描写が楽しめる。気軽なスナップから親密なポートレートまで、広範囲に使える広角レンズです。
*出稿した後でSIGMAに28mm 1:1.8 EX DG Aspherical Macroがあることに気がつきました。初稿では、この部分を「Fマウントの現行レンズでは最も明るい」と記述していたのを訂正し、先のレビューを削除、改訂稿を再投稿しました。
1st version: 19 October 2009
Revised version: 28 October 2009
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参考になった 1人 / 評価者数 1人
| 操作性 | |
|---|---|
| 表現力 | |
| 携帯性 | |
| 機能性 |
| 満足度 |
|---|
Planarとは少し趣が異なり、描き出す絵は暖色系だなというのが第一印象です。
外見のわりには重めの530gの重量を感じさせないのが不思議で、レンズの重心がカメラボデー側に寄っているからでしょうか。
フォーカスリングの感触もPlanarと同じで、グリスが詰まった適度な重みが絶妙ですね。
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