| デザイン | |
|---|---|
| 画質 | |
| 操作性 | |
| バッテリー | |
| 携帯性 | |
| 機能性 | |
| 液晶 | |
| ホールド感 |
| 満足度 |
|---|
レビュアー情報
| レベル |
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|---|---|
| 主な被写体 |
|
作例1 本機に70〜300VRを装着 |
作例2 ISO640の描写 |
作例3 RAWで撮影し,シルキーピックスで調整し現像 |
作例4 同左。ここまで絞ると撮像素子のごみが分かってしまいます |
作例5 運動会での撮影 |
作例6 はじめて鉄道写真に挑戦 |
2009年5月に本機をカメラのキタムラで中古品で購入しました。程度は美品,87,800円でした。すぐにシャッターの不具合が判明して修理。シャッターユニットが丸ごと交換となり,その際外観のゴム部品も新品になりました。見た目は新同品になり,またシャッターユニットも新品になりましたので,まだまだ使用できるカメラに生まれ変わりました。それから2年,秒8コマという連写性能を生かし運動会などで活躍してきましたが,画質・ノイズ等のテストはしていませんでした。この度テスト撮影を行いましたのでレビューします。
【デザイン】 カメラに詳しい方なら,この形でD2シリーズと見分けることができます。ニコンのプロ機なので,縦位置撮影用のグリップが一体化されており見た目は大きいです。トップカバーのレイアウト,背面のボタン類の配置は今のデジタルカメラと大きな違いはありません。本機のペンタ部には環境光センサーの白い部品が取り付けられており,本機のデザインの特徴をなしています。普段は70〜300ミリVRを本機に装着しています(作例1)。ボディとのバランスは良好です。
【画質】 発表当時,本機にはLBCASTと呼ばれる撮像素子が使われていることが話題になりました。
作例2はISO640で撮影しました。本機は最低感度ISO200の段階でわずかですが,すでにノイズがみられます。ただし,ISO200の画質とISO500の画質は見分けがつきませんでした。ISO640で画質の傾向がやや変わり,暗部ノイズがややわかる程度になりました。この画質傾向はISO1000まで同じです。ISO1250で再び画質傾向が変わり暗部ノイズが「ややわかる」から「目立つ」になりました。ISO1600はISO1250と同じ画質のように見えます。拡張感度では,画面全体にノイズがのり,もはや非常用というところです。ノイズに関しては,普段はISO200から500までを常用とし,ISO640から1000までが必要に応じて使うというレベル,ISO1250から1600が必要に応じてやむを得ず,拡張感度域はあくまで非常用という位置づけになるかと思います。
ノイズが気になるという場合は,RAWで撮影して,現像ソフトでノイズを抑えるという方法も考えられます。実際感度をISO1600に設定して,RAWで撮影。シルキーピックスで現像する際,ノイズ調整をしたら22インチワイドモニターで見る限りノイズを感じなくなりました(まったくノイズがないわけではありませんが)。画像処理という手間も増えますが,現像ソフトを使用することでノイズについては多少改善することはできます。
作例3,4はRAWで撮影し,シルキーピックスで調整して現像したものです。本機で風景写真はそぐわない感じがしますが,ご高覧ください。
【操作性】 操作ボタンが大きく,良好です。普段調整する頻度の高いISO感度や画質,ホワイトバランスがボタン操作で直接変更できるのは便利です。こういうところはプロ機らしいですね。私の機体だけかもしれませんがコマンドダイヤルの回転がやや硬いです。
【バッテリー】 購入当時のバッテリーをそのまま使っています。バッテリーチェックをしたところ,劣化度は4段階中3段階。つまりかなり劣化が進んでいます。それでもバッテリーがダウンして撮影が続行できなかったということはありませんでした。劣化の著しいバッテリーでもまだまだ使えるようです。本機のバッテリーEN-EL4は新品であれば2,900枚の撮影が可能だそうです。私の使い方なら1回充電すれば半年以上もつ計算になります。
【携帯性】 前出の望遠ズームレンズとの組み合わせでは,大きく,かさばります。でも性能を考えれば,あるいは使用目的を考えれば気になりません。
【機能性】 当時は秒8コマという連写性能は画期的なことだったでしょう。いまでも秒8コマ撮影できるカメラというのはそうあるものではありません(ただし,現在のカメラは1,800万の高画素で秒8コマ撮れたりしますが)。本機の一番の機能はこの連写速度でしょう。
これまでも運動会で秒8コマの連写は活用してきました。前出の70〜300ミリVRを装着すると,徒競走のわが子にAFがぴったりピントを合わせ続け,最大コマ数40コマまでずっと撮影できました(作例5)。ただ,この快適な操作感を味わうには,撮影環境もそうですが,それなりのレンズも必要とします。以前タムロン18〜270ミリVC(B003)で迫りくるわが子を撮影した時は途中のコマは全部ピンボケでした。高速AF動作が可能なレンズでないとピントを追いながらの連写は無理なのでしょう。本機の機能はレンズの性能によっても左右されるようです。
今回生まれて初めて鉄道写真なるものを撮影しました(作例6)。しかも手持ちで。構図もピントも露出もみっともない限りですが,秒8コマで連写ができたからこその1枚だと思っています(これは連写開始後8コマ目,つまり連写開始1秒後の画像です)。連写速度が遅いカメラならばもっと気を遣って撮影しなければならなかったでしょう。
それ以外の機能としてはマグネシウム合金の採用,防滴防塵,視野率100%のファインダーなどがあり,カメラとしての性能は十分に高いものがあります。
【液晶】 発売当初では大きかったと思われる,2.5インチ21.1万ドットのモニターです。こんにちでは標準よりやや劣るか,といったところですが,ピントの確認も含めて違和感なく使用できます。
【ホールド感】 非常に良好です。重量はそれなりにあるのですが,そのため安定したホールディングが可能です。作例6の写真は35ミリ換算で約450ミリだったのですが,レンズ内手振れ補正機能も手伝ってファインダー内画像はあまりゆらゆらと動きませんでした。
【総評】 今の高速連写機と比べると機能的は劣る部分はあるのですが,プロ機としてつくられたものですので,使い心地はこちらが上のように感じます。今から本機をメイン機として活用するというのは無理があるかもしれませんが,触れる機会があれば使ってみてください。今でも通用する使い心地の良さに惹かれるだろうと思います。
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参考になった7人
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