| デザイン | |
|---|---|
| 画質 | |
| 操作性 | |
| バッテリー | |
| 携帯性 | |
| 機能性 | |
| 液晶 | |
| ホールド感 |
| 満足度 |
|---|
レビュアー情報
| レベル |
|
|---|---|
| 主な被写体 |
|
作例1 本機にタムロン18〜270ミリを装着 |
作例2 ISO320の描写 |
作例3 RAWで撮影し,シルキーピックスで現像 |
作例4 作例3と同じ被写体をJPEGで撮影 |
作例5 自由作例(RAWで撮影し,シルキーピックスで調整し現像) |
作例6 同左 |
2001年5月発売ですので発売満10歳となったカメラです。私は一度でいいからプロ機を使ってみたいという安易な理由から2009年9月にカメラのキタムラで中古美品を59,800円で購入しました。その後2010年4月にオーバーホールを行い,その際外観のゴム部品がすべて新品になりましたので見た目は新同品になりました。それから約1年,今回本機を評価しようと思い立ち,レビューすることにします。
本サイトのD1Xの項目を閲覧しましたが,今でも書き込みがあるのですね。それだけ名機なのだなと好意的に解釈したいと思います。
【デザイン】 フィルムカメラのF5とF100を組み合わせたようなデザインです。全体の大きさはF5,トップカバーのレイアウトはF100といったところでしょうか。ボディ背面のレイアウトは古さを感じます。マグネシウム合金で作られているので重量感もあり,なおかつ高級感もあります。今日のカメラのようなラウンドデザインではないので,無骨な印象もあり,プロ機として格付けが違うことを主張しているようです。愛用の高倍率ズームレンズを付けると作例1のとおり。大きい部類に入るタムロンの18〜270ミリ(B003)が小さく見えます。
【画質】 当時のプロ機の画質とはどのようなものなのでしょうか。当時のレンズは持っていませんので,撮影は前出のタムロン18〜270ミリを使用しました。
私の機体だけかもしれませんが,ホワイトバランスをオートにすると,撮影条件によっては赤みを帯びてしまうことが度々ありました。ホワイトバランスを手動に切り替えると色味は比較的改善されたので,ホワイトバランスオートで色味がおかしい場合は手動に切り替えた方がよいようです。
作例2はISO320の画質です。本機の設定をデフォルトにして撮影すると,このような画像になりました。赤みを帯びているのは前出のとおりです。この感度になってはじめてうっすらとノイズがのりました。これより低感度の場合はノイズレスです。このうっすらとしたノイズ感はISO500まで上昇させても変化がなかったので,ISO320の画像でも問題ない場合は,ISO500まで続けて使えます。ISO640で画質が変化し,暗部ノイズが目立ちます。本機の最高感度ISO800はISO640と同じ画質に見えました。個人的には,ノイズの出方だけで見れば,ISO125〜250は常用範囲,ISO320〜500は条件次第で積極的に活用可,ISO640〜800は使えなくはない,という印象です。
本機は有効画素数533万ですが,RAWにすると画素補間により4,016×2,616画素のデータとなります。つまり約1,050万画素での撮影ができます。この画素数なら今のカメラと大きな違いがありません。RAWに限りですが,1,000万画素超の画質を手に入れることができるのはうれしいことです。作例3はRAWデータをシルキーピックスで何らの調整もしないでそのまま現像したもの,作例4は同じ被写体をJPEGで撮影したものです。大きく拡大しない限りは画素数の違いはピンときません。ただ,RAWの方が発色に深みがあるというか,しっとりしています。葉の緑色はRAWデータの方が好みです。そこで本機の使い方ですが,RAWデータなら1,000万画素超のデータになるし,色味も気に入っているので,私はもっぱらRAWで撮影します。RAW1コマあたりのデータ量は7.8メガバイト程度ですからメディアにもハードディスクにも大きな負担はかけません(発売当初はすごいデータ量だったかもしれませんが)。
【操作性】 付加機能がないのでボタンの数は少なく,操作は楽です。特に撮影部分についてはそれまでのニコン機の操作性と大して変わりがありませんので,特にそう感じます。デジタル処理部(ボディ背面)についても説明書なしでも使えました。個人的には問題なしです。
【バッテリー】 購入当初のバッテリーは劣化していたので,今はサードパティ製を使用しています(純正は割高感があり購入しなかった)。純正バッテリー(EN-4)ならば1,000枚の撮影が可能だそうですが,私が使っているバッテリーはそういう性能なのか,私の電池管理が悪いのか,300コマ程度でダウンしてしまいます。それでも300コマ撮影できるならばよしとしています。
【携帯性】 個人的には重く,大きく,携帯性は不便に感じますが,そもそもプロ機であり,信頼性や堅牢性を考慮すればこのような重さ,大きさになるのでしょう。用途を考えれば納得できる妥当な重さ,大きさなのではないでしょうか。
【機能性】 デジタルエフェクトといった付加機能は一切なし。感度オート機能もありません。デジタルカメラとしての機能だけで考えると,当然ですが現在のカメラ比べるのは酷というものです。しかしながら,堅牢性,防滴性能,フィルムカメラとの操作性の統一,多彩な画像記録方式など当時のプロカメラマンが求めていたであろう機能が多数搭載されています。プロの現場を知らない私でも,本機の頑丈さや操作性,縦位置シャッターボタンの標準装備など撮影にかかわる部分の機能は便利に感じています。カメラとしての機能性は今でも通用すると思います。
【液晶】 今のカメラと比べるのは酷ですが,2.0型約13万ドットは小さく,荒いです。これでも発売当初は目を見張るものだったのでしょうが,今となっては時代の流れを感じてしまいます。
【ホールド感】 ホールディングは良好です。重いレンズでもしっかり保持・固定することができますし,レンズ内手振れ補正機構とも相まって,ファインダー像がゆらゆらしません。縦位置撮影用のシャッターボタンがついているので縦位置での撮影も快適です。
【総評】 本機は発売10年を経た今でも十分な画質を誇り,耐久性の高さはさすがプロ機だと感じます。デジタル対応のレンズを装着したり,最新の現像ソフトを使えばまだまだ使える余地はあります。今から本機をメイン機で,というわけにはいかないかもしれませんが,手にするチャンスがあればぜひ使ってみていただきたいと思います。ニコンプロ機の風格を感じることができます。
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参考になった6人
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|---|---|---|
| 2011年7月12日 20:18 | ||
| 2010年1月14日 09:35 | ||
| 2009年3月12日 13:02 | ||
| 2007年10月17日 22:38 | ||
| 2007年2月21日 00:19 |
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